2014年02月28日

全光束の解説

「全光束」というのは光源から放射されるすべての方向の明るさのことで、ランプなどの国際的な単位は「ルーメン(lm)」です。

つまり、この数値が大きいということは「明るい」といえるわけです。

身近なものでいえば「LED電球」には「全光束」が表示されているはずです。
これまでの電球では「ワット(W)数」で判断してきた人もいると思いますが、ワット(W)は「消費電力」のことであり、明るさの単位ではありません。
購入する際は「全光束」を参考にして購入しましょう。
wikiでの全光束  


Posted by assystem at 17:26Comments(0)全光束

2014年02月27日

照度計

照度計は太陽光だとか電球の明るさを測るものですが、どういった時に使われるものなのでしょうか。
照度計は人間の目の働きに似せて作ってありますが、それを数値(ルクス)として表してくれることに意味があります。
例えば、人間の目で見て明るい暗いの大雑把な雰囲気は分かったとしても、植物などの開花のために必要な照度などは照度計を用いることで正確に調整することができます。
また、意外にも節電対策にも照度計は活躍してくれます。
節電ならとにかく電気を切ればいい話だと思うかも知れませんが、企業などで働く人の目の健康を考える必要のある場合は、照度計を用い目の健康を害さいない程度に必要箇所の把握と、そうでない場所の間引き消灯をしていくことができるのです。
もともと、照明を取り付ける建築の段階で照度計を用いて必要箇所に照明が取り付けてはあるでしょうが、レイアウトの変更などで照明の必要でない場所も出てきます。
照度計を用いることで、安全に簡単に節電対策をすることができるのです。  
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Posted by assystem at 16:02Comments(0)照度計

2014年02月08日

積分球とは

積分球は、様々な光関連の用途で使用されますが、一般的には、光の量を測定するのの使用されます。
積分球で測定する光の量とは、全光束の事です。全光束とは、光源から全ての方向に出される光の量の事です。
LED電球などを購入するとき仕様の部分に必ず全光束の値が表示されています。
海外製や日本製でもあまり有名でないメーカーの全光束の値は、ずれている可能性がありますので、注意が必要です。

全光束を測定するには積分球だけでは、測定できません。
他に分光器やフォトメーターなどの受光器、光源を発光させる電源、標準光源、自己吸収補正光源などが必要になります。

日本の規格では、一般照明用光源の測光方法として、積分球での全光束の測定方法を記載してあります。
JIS C 7801一般照明用光源の測光方法について規定」のダウンロードはこちら・・・
積分球の用途は、全光束の測定だけではなく、レーザービームなどの測定や反射率の測定、輝度計校正用の均一光源などに使用されます。
  


Posted by assystem at 12:59Comments(0)積分球

2014年01月30日

照明用白色LEDの演色評価数

白色LEDは、青色LEDのスペクトルに蛍光体から放射されたスペクトルが合算されたものです。
青色LEDはもともと波長幅が狭いという特徴があり、それに対して、蛍光体から出る光は波長幅が広がります。
そのため、青色LEDと黄色の蛍光体を使用した白色LEDのスペクトル分布をみると蛍光体の発行している部分の波長に広がりのあることがわかります。
一般的な白色LEDは光色にもよりますが、今のところ演色性Raが80前後のものが主流となっております。  


Posted by assystem at 10:09Comments(0)演色性